2009年7月24日金曜日

現状把握出来てますか?

毎月行っているキャンプでは、プライベートレッスンの時間をもうけています。フォア、バック、ボレー、スマッシュ、サーブ。参加者にやりたいショットを言ってもらいます。

その時に、まず私は初めに「なぜ、そのショットの練習がしたいのですか?」と質問をします。すると「テイクバックが遅いとよく言われます」とか「打点が安定していないみたいです」などの答えがしばしば返ってきます。

問題は「・・・と言われます」や「・・・みたいです」という部分です。「言われます」「みたいです」と語尾につくということは、「自分でははっきり認識していません」という意味がこめられています。

自分が今どうなっているかを認識できていなければ、もしおかしなところが修正されたとしても、もとの状態が認識されていなかったのですから、修正後の状態も認識できていないはずです。そういう状態は、プレイしていても常に不安感が抜けませんし、せっかく上達していてもその上達を実感しにくく、上達意欲を維持することが難しい状態だといえます。

自分のことを把握するのは慣れないと難しいですが、意識の焦点を絞って観察することができれば、現状把握が少しずつできるようになります。例えば、何か考えごとをしながら立っている時は、左右の足のどちらに体重が多くかかっているかなど全く分からないですが、足の感覚に意識を向けると、体重の乗っている配分が何対何くらいか分かるはずです。

テニスの時も練習すべき事やコーチからアドバイスされる事がたくさんあったとしても(良いコーチはあまり沢山のアドバイスを一度にしませんが)、ひとつづつに意識を向けて、自分の現状がどうなっているかを感じることが上達の秘訣なのです。

2006年05月13日発行メルマガより

2009年7月11日土曜日

09 Tennis journal 8月号

BTL徳重&谷口が今月も連載中!


大型新連載(紙面&DVD)「レッシュ 4スタンス理論」 :谷口勇美雄
TJ Special「HEAD SPEED & RADICAL series」誌打レポート :谷口勇美雄&徳重幸人
対談連載「テニスする脳」#4 大脳皮質を興奮させるな! :医学博士米山公啓vs谷口勇美雄
連載(紙面&DVD)「最高の敗者が語る」#9 冷静な分析と試合展開 :徳重幸人
連載「試合に出よう!」#21 いろんな人と練習しよう! :徳重幸人

ミスをしたくない場面でも常に「狙う」

「狙う」=「攻撃的」だと誤解している人はいませんか?
例えばあなたがサービスを打つときに、1stサービスはサービスボックスのコーナーにターゲットを置き小さなエリアを狙うのに、2ndサービスになるとターゲットを広げてしまって、サービスボックスのどこかに入ればいいやという気持ちで打っていませんか?
プレッシャーがかかる場面ではどうしてもターゲットエリアを広げてしまいがちですが、常にターゲットは小さなエリアを狙うようにするべきです。
前述の例ならば、2ndサービスでも1stサービスと同じ小さなターゲットを狙うようにします。ただし、そのターゲットを置く位置をサービスボックスのコーナーより数十cm~1m内側に置くのです。
こうすればターゲットを狙うという意識や集中力は維持したまま、コントロールミスをしてしまった場合のリスクも減らすことが出来るのです。

2006年04月29日発行メルマガより

フォロースルーは毎回同じではない!

「フォロースルーを左肩の上まで」とか「大きなフォロースルーを」と意識している人はいませんか?
フォロースルーはもちろん大切ですが、それは「どこに」「どんな」ボールを打つかによって微妙に変わります。

ボール投げを想像してください。1mしか離れていないところに立っている人にボールを投げる時と、10m離れているところに立っている人にボールを投げる時では、腕の振り幅や振り上げる角度が違いますよね。遠くより近くに投げる時のほうが当然、腕の振り幅は小さく、振り上げ角度も小さくなります。これは意識しなくても皆さん自然とそうなります。

テニスの場合、相手の打ってくるボールの位置・スピード・回転などが毎回全く同じという事はないし、自分の狙う位置・スピード・回転も毎回調整しながら打っているので、全く同じということはありません。

ひとつの基準となるイメージとしてフォロースルーを意識するのは構いませんが、フォロースルーのイメージを固定してしまい、いつでもそのようにフォロースルーしようとしていてはボールコントロールはできないということです。

2006年04月07日発行メルマガより

インパクトでギュッとしない!!

あなたはボレーのインパクトの時にグリップをギュッと握っていませんか?

実験してみてください。初心者の頃に良くやったボールリフティング。ラケット面を空に向けてボールをポンポンとノーバウンドでつくアレです。高くついたり、低くついたりしてみましょう。

きっとグリップを意識的にギュッとはしていないことに気付くはずです。
ためしにわざとグリップをギュッとしながらボールを高くついたり、低くついたりしてみてください。コントロールが非常に困難になることが容易に分かります。

グリップを握る強さは人間の無意識の反射によって、「適切なタイミングで」「適切な力加減で」自然と行われます。「意識的にギュッと」とは今日でさよならしてください!

2006年03月17日発行メルマガより