2010年11月7日日曜日

ラリーのコツ2:2ndフライトをイメージする!

1st(ファースト)フライトとは、自分の打点から相手コートに落下するまでのボールの軌道のことを言います。そして2nd(セカンド)フライトとは、相手コートに落下した後の軌道のことを言います。

1stフライトは、自分の打ったボールがコートに入るか入らないかに直接関わるので誰でもイメージしますが、2ndフライトについては多くの人がイメージできていません。

ラケットドックなどで私がヒッティングする時には、この2ndフライトをイメージし、グリップの厚さや身長などを加味して、相手の打ちやすいと思われるヒッティングゾーンに2ndフライトが入るようにコントロールするのです。こうすると、相手が毎回打ちやすい打点範囲で打てるので、安定的にラリーが続きます。

このテクニックを自分自身が安定的に打ち返すことに応用すると、相手から打たれたボールの2ndフライトをイメージし、それと自分の打ちやすい打点を合わせるように心がけると安定的なラリーになるのです。

2ndフライトという概念を持ち、まずは自分の打ったボールの1stフライトばかりではなく、2ndフライトまでよく見るようにしてください。そうすることで、相手からのボールの2ndフライトもイメージできるようになってきます。

2007年10月26日発行メルマガより

2010年10月21日木曜日

ラリーのコツ1:スイングする時間を作る

ストロークは下がらずに打った方が良いと思っている一般プレーヤーが多いようですが、必ずしもそうではありません。

もしどんなタイミングでも完璧に打てるのならば、物理的な理論から下がらずに打った方が良いのですが、普通、下がらずに早いタイミングで打つということはかなりの技術が必要で、それを成功させる確率は低くなります。

これは単純にミスしないように下がれということだけではありません。
ポジションを下げると、ボールがバウンドしてからインパクトするまでの時間ができるので、しっかりと自分からスイングして打つことが出来ます。自らしっかりスイングして打ったボールは、バウンド後の伸びがあるので、多少浅めになってもそんなに攻撃されません。

下がらないと言っても、ベースラインにへばりついて、当てるだけのようなスイングで返球していても、リズミカルでペースのあるラリーは出来るようになりません。

さらに自分がスイングする時間を作るということは、単に下がるだけではなく、前後に毎回ポジション調整をしなければならない事にもなるので、結果として前にも動けるようになり、安定的なラリーが出来るようになるのです。

2007年10月12日発行メルマガより

2010年10月2日土曜日

変化を怖がらない!

上達とは、『よい方向への変化』だと私は説明しています。つまり、上達していく過程では感覚変化やイメージ変化が必ず起きます。

ですから上達を目指すという意味では、ショットの感覚やイメージを固定的に考えず、変化を怖がらないようにすることが重要になります。

このような原則は冷静に考えれば当たり前なのですが、なかなかそれが出来ず、「上達はしたいけど、変化が怖い・不安だ」というジレンマに陥っている人が多いのです。

上達を望むなら、ぜひ変化を怖がらず練習して下さい。もし、その変化がよい方向への変化か分からない場合は、コーチなどに客観的に判断してもらえば良いのですから。

2007年09月30日発行メルマガより

2010年9月9日木曜日

チャンスボールこそ、ボールだけにフォーカス!

チャンスボールのミスは、技術的要素より、心理的変化によりボールから意識のフォーカスが外れてしまい起こるという事を、正しく認識していますか?

ゆっくりで、浅く、自分が余裕を持って打てるボールがチャンスボールですが、これは技術的には簡単なのですが、心理的には誘惑が多い状況で、ボールにしっかりと意識をフォーカスし続けることが困難な状況です。

「強く打ってやろう!」「かっこよく決めてやろう!」といったことを考えたりすると、頭の中でおしゃべりしている状態になります。おしゃべりしながらテレビを見ていると、テレビの内容が頭に入らないように、ボールのスピードや弾み加減といった情報が正確に入ってこなくなり、タイミングミスなどを起こします。

また、相手の動きが見えたり、狙う方向に意識を向けすぎて、ボールから意識のフォーカスが外れて、ミスを起こす場合も多いです。

チャンスボールが苦手な人ほど、この仕組みを正しく認識しておらず、一生懸命にフォームの改善に取り組んでいるようが、これでは大切な場面になればなるほどチャンスボールミスは増えるでしょう。

本当に取り組むべきは、常にボールの回転などに目を向け、常にボールに意識をフォーカスし続ける訓練を積むことです。

2007年08月26日発行メルマガより

2010年8月1日日曜日

クロスラリーはサイドラインを狙う

クロスラリーの練習をする時に、あなたはどこを狙っていますか?

私の指導経験の統計からほとんどの人は、クロスコートのベースラインかサイドラインとベースラインのコーナーを狙っています。

しかし本当に試合で生きるクロスラリーの狙い場所は、ベースラインとサービスラインの中間くらいの深さのサイドラインです。

ポイントは「中間くらいの深さの」ということです。
あまり深くを意識しすぎると角度が付かなくなり、ダブルスならば前衛に引っかかる可能性が高くなり、シングルスなら相手を走らせる距離が少なくなります。

ショートクロスと深いショットの中間的で、バウンド後にサイドラインを越えるようなクロスボールを普段の練習で習慣付けておくと、試合のときに非常に楽にラリーが展開できるようになります。

2007年07月21日発行メルマガより

2010年7月9日金曜日

ついに『テニス4スタンス スイング革命』発売開始!!

お待たせしました!『テニス4スタンス スイング革命』が書店に並びました。
(著)BTL谷口勇美雄 (監修)廣戸聡一 (モデル)BTL徳重幸人、他
(出版社)新星出版社


キャンプでも今月末に4スタンスの講座があります。現在参加者募集中です。
  ↓ ↓ ↓
キャンプで集中特訓!
「4スタンス理論テニス実践版」
  日  程:7月24日(土)~25日(日)
  開催場所:千葉県白子 サニーinnむかい
  詳細→
http://btl.cc/

2010年6月30日水曜日

形ではなく、考え方を真似よう

テニスのスイングや動きは、「どのようなボールを打ちたいか」そして「どのようにポイントを取りたいか」という、目的を達成するための手段が表面に現れたものです。

一般的に多くの人は、表面に現れた形だけを真似ようとしますが、基本的な考え方が違えば、それは全く意味の無いことです。

逆に、考え方が同じならば行動も似てきます。

人間の行動は、必ず基本となる考え方、もっと言えばその人の信念に基づいているのです。成功している人は、スポーツ界でもビジネス界でも、必ずと言っていいほど何かしらの信念を持って行動しています。

テニスにおいても、「あの人のようにプレーをしたい」と思ったら、表面的な形を真似るのではなく、その人が何を考えてプレーしているのかを探り、その考え方を真似ることで、その人のプレーに近づくことができるのです。

2007年06月29日発行メルマガより

2010年6月18日金曜日

眼のウォーミングアップをしよう

体操やストレッチで体のウォーミングアップはしていても、眼のウォーミングアップが不十分ではなかなか上手く打てません。

テニスでは、どこにどんなボールが飛んでくるかが分からなければ、ボールは打てません。どんなボールが飛んでくるかを知る情報元は視覚情報が大部分を占めます。

「眼」でボールを捉えてから、ラケットでボールを捉えるのですから、体のウォーミングアップと同じくらい、眼のウォーミングアップは非常に重要なのです。

やり方はいろいろです。ポンポンと軽くボールつきをしながら、ボールの動きを目線のみで追ってみたり、ゆっくりのボレーボレーやショートラリーでボールの回転をみたり。

普段仕事でパソコン画面などに向かっている一般プレーヤーなどは特に眼のウォーミングアップを習慣付けると良いでしょう。本来の調子が出やすくなりますよ。

2007年05月25日発行メルマガより

2010年6月4日金曜日

新生 テニスジャーナル


6月5日発売のテニスジャーナル(隔月発行にリニューアル)にBTL谷口コーチのストリングス試打コメントが掲載されています。ぜひご覧ください。

TJ EQUIPMENT:BABOLAT [RPM Blast 125/130]

ボールと体の主従関係

「運動の結果」と「その運動をした時に起こる感覚」を主従関係で表現すると、「結果」が主で、「感覚」が従となります。

多くの人は、「感覚(打球感やスイング感)」を一定にすることで、「結果(ボールコントロール)」が安定すると思っています。つまり、「感覚」が主で、「結果」が従だと思っています。

しかし、考えてみてください。
相手から飛んで来るボールは、絶対無二の一球で、全く同じ回転・スピード・高さ・深さに飛んでくるボールなどありません。

ということは、違うボールを打ちながらも打球感やスイング感が同じならば、飛んでいくボールは一定しませんよね。

つまりボールをコントロールして、一定のボールを打つためには、実は打球感やスイング感は常に微調整されていなければなりません。
(その調整が意識的か無意識的かは別問題として)

どこにどのようなボールをコントロールするかを決め、それを実現するには、「結果」が主で、「感覚」が従とならなければならないのです。

ボールコントロールを向上させる秘訣は、実は一定の打球感を求めたり、同じスイングを繰り返そうとすることではなく、実際に飛んでいくボールをよく観察し、打球感にとらわれないようにすることなのです。

2007年04月20日発行メルマガより

2010年5月19日水曜日

直線的なボールイメージで攻撃的に

直線的なボールイメージを持つと自然と打点は高くなり、攻撃的なボールを打てるようになります。

しかし多くの人は逆で、打点を高くすれば直線的で攻撃的なボールを打てるようになると思っているようです。周りを見れば、高い打点で打っているにも関わらず、山なりのスピンボールになってしまって攻撃的なボールになっていない人を簡単に見つけることができます。

フォーム(ここでは高い打点で打つこと)は目的ではなく手段です。
手段は目的を達成するためのものですから、手段(ここでは高い打点での打ち方など)をあれこれ考える前に目的(どこにどのようなボールを打ちたいのか)を明確にすることが必要です。

つまり、直線的なボールイメージを持つと自然と打点は高くるのです。

2007年03月16日発行メルマガより

2010年5月6日木曜日

スピンのかかり具合を把握する

前回、前々回と「スピンをかける意味」というテーマの中で、『スピンは単純に「かかる」か「かからないか」ではない。その人のスイングパワーやどんな狙いを持って打とうとしているのかという目的によって、どの程度スピンをかけるかは全く変わってくる』と説明をさせていただきました。

では「どの程度スピンがかかっているのか」を認識するにはどうすれば良いでしょうか?答えは簡単です。
自分の打ったボールの回転・打球音・打球感を注意深く観察してください。繰り返し観察しているうちに、自分の打っているボールのスピンのかかり具合を把握できるようになってきます。正しく把握できるようになれば、目的に合わせてスピンのかかり具合を調整できるようになってきます。

2007年02月23日発行メルマガより

2010年4月18日日曜日

スピンをかける意味を知る その2

プロはスピンを戦略的に使っています。例えば、シングルハンドのバックは高い打点では力の入りにくくなるので、そこで打たせるためにヘビースピンを使ってボールを弾ませるといった具合です。

しかし、このような戦略的な目的も考えずに、単純に「スピンをかける方が良い」というものではありません。どんな狙いを持って打とうとしているのかという目的によって、どの程度スピンをかけるかはという「スピンのかけ具合」も変わってきます。

前回の『スピンをかける意味を知る その1』と共に、正しくスピンをかける意味を認識すればきっとテニスの幅が広がると思います。

2007年02月09日発行メルマガより

2010年4月8日木曜日

テニスジャーナル5月号


現在発売中のテニスジャーナル5月号のDVDにて、BTL谷口&徳重が「5カテゴリー×7ブランド=32モデル」を一気に打って、試打フィーリングをレポートしています。

徳重の連載「試合に勝とう!」も掲載中。

ぜひ、ご覧ください。


2010年4月7日水曜日

スピンをかける意味を知る その1

スピンとは、ボールを飛ばす方向とは違う方向にラケットをずらしてボールに回転を加えることです。ですからスピンをかけるということはボールの推進力を減らしていることと同じことです。プロの選手がスピンを多くかけるのは、まともに打ってしまってはコートに収めることが難しいくらいのスイングパワーを持っているからです。

実はこの事を正しく認識せずに、単純に「スピンをかける方が良い」と思っている人が多いようです。スイングパワーが足りないのにスピンを多くかけようとすればボールの推進力がなくなるのでボールが浅くなります。するとそれを補おうとしてボールの軌道を上げます。結果として、威力の無いループボールでつなぐテニスになってしまいます。

もちろん、安全性を求めるならばそれで良いのですが、ある程度勢いのあるボールを打ちたければ、スピンのかかり具合を調節しなければなりません。スピンは単純に「かかる」か「かからないか」ではありません。その人のスイングパワーやどんな狙いを持って打とうとしているのかという目的によって、どの程度スピンをかけるかは全く変わってくるのです。

2007年01月28日発行メルマガより

2010年3月10日水曜日

深さをいろいろ変えて狙う

あなたはラリーの時に、常に深いところばかりを狙って練習していませんか?

実際の試合では、ダブルスでもシングルスでも一球打つごとに相手のポジションも自分のポジションも変化します。お互いのポジションを瞬時に把握して、その状況にあった深さへボールを打てるような対応力がなければ試合では勝てません。

ストレートラリーで練習する機会が通常は多いと思いますが、この時にボールをバウンドさせる狙いをサービスラインにしたり、サービスラインとベースラインの中間にしてみたりと変えながら練習すると、深さのコントロールがいつの間にか身に付きます。1球ごとに変える必要はありません。何分かごとや日によって、またはラリーする相手によって変えると良いと思います。

ボールの深さを普段から意識的に変えながら練習すれば、特別な練習をしなくても、華麗なショートクロスがいつの間にか身に付くはずですよ!

2006年10月31日発行メルマガより

2010年2月12日金曜日

自分の打ったボールを観察する

人間にはフィードバック機能というものが誰にでも備わっています。これは、ある行動を起こした後に、その結果と運動目標の誤差を自動的に修正するという機能です。

つまり、自分の狙いと実際に打ったボールにどれくらいの誤差があったかが分かると、脳が自動的に次のショットを修正しようとしてくれるのです。これは自分が意識してすることではなく、無意識に行われます。

あなたのテニスの中でも、このフィードバック機能を働かせるためには、自分が打ったボールが相手に到達するまで、継続的に注意深く観察することが必須となります。

単純に自分の打ったボールを観察していればコントロールが良くなる訳ですから、こんなお手軽なことはありません。これは科学的な実験でも証明されている理論ですが、このような話を始めて聞く人には信じられないかもしれませんね。
2006年09月30日発行メルマガより

2010年2月2日火曜日

2つの時間をフル活用

ラリーの中では、自分が打ってからボールが相手に到達するまでの時間と、相手が打って自分のところに飛んでくるまでの2つの時間があります。

もしあなたが「自分は足が遅い」とか「反応が鈍い」と思っているようでしたら、この2つの時間をちゃんと使えているかをまずチェックすべきです。

自分のショットが「ちょっとアウトかな〜」とか「今のはスイートスポットを外しちゃったな〜」とか気になってしまうことはありませんか?そんなことを気にしている時はたいてい、自分から相手に向かってボールが飛んでいる時間はうまく使えていません。

例えば、電車の中で考え事をしていて降りる駅に気づかずに乗り過ごしてしまうようなもので、「アウトかな〜」なんて思っているうちにボールは打ち返されて、自分の横を通り過ぎようとしてしまいます。

実はこの時間をいかに使うかが、予測・判断・ポジショニングなどに大きく関わっています。非常に重要な上達キーポイントなのです。

2006年09月18日発行メルマガより