2016年12月25日日曜日

把握するには一点集中

前回、「把握できなければ調整できない」ということを紹介いたしましたが、では把握力を上げるにはどうしたらよいでしょうか?

その一つの方法が一点集中です。

多くの人は同じフォアハンドストロークの練習をしていても、心の中でスイングを気にしたり、力加減を気にしたり、フットワークを気にしたりと、いろいろなことを気にしていて、1つの事に集中して練習していません。

外から見ればフォアハンドという1つの事を練習しているのですが、意識はまったく集中できていないという事がよくあるのです。

逆にフォアだろうがバックだろうがサーブだろうが、1つの事(例えばフットワークのみ)に意識を向けて練習していると、そこの部分の情報がたくさん蓄積されて、細かい違いも把握出来るようになってきます。

練習するショットではなく、向ける意識を一点集中にすることが把握力の向上になり、上達へつながるのです。


2014年08月16日発行メルマガより

2016年11月21日月曜日

把握しないと調整できない

料理を食べて味が薄いければ調味料を足します。

味を自分が把握するから、調味料で調整できるわけです。
把握していなければ、調整なんて出来るわけありません。

テニスも同じで、自分がどのような状況になっているかを把握しないと、運動は適切に調整されません。

例えばスピンを打ちたいのに、自分の打ったボールの回転方向や回転速度を全く把握していなければ、コントロールされたスピンボールは打てません。
状況の把握もせずに、運動しても上手くいくわけありません。

把握力を上げることが上達の為の必須条件になるのですが、そこにしっかり意識を向けて練習している人はあまり多くありません。

「把握できない人に調整はできない」ということを知り、自分がどのような状況や感覚でプレーしているのかを把握することに意識を向けてみてください。


2014年08月03日発行メルマガより

2016年9月24日土曜日

強い相手にみずから負けにいかない

ゲームで相手が強いと思うと、いつも以上に速いボールを打たないとポイントが取れないと思い、ペースアップし過ぎて精度の低いプレーをしがちです。
精度が落ちれば勝つチャンスが来る前に、勝手にみずから負けにいっているのと同じです。

実は相手が強いから負けているのではなく、相手が強いと思ってみずから負けにいっているだけというパターンも多くあるのですが、本人は気が付いていません。

テニスはすごいボールを打っても、凡ミスをしても1ポイント。
精度の低いプレーは、みずから勝つチャンスを捨てているようなものです。
まずは自分の精度が落ちないペースの中で、配球や戦術を考えてプレーしましょう。


2014年06月13日発行メルマガより

2016年8月13日土曜日

獲得と発見

テニス上達には、2つの道があります。
それが「獲得」と「発見」です。

上達というと、練習を積み重ねて持っていなかった技術などを新たに「獲得」することだというイメージの人が多く、この道に多くの時間を費やしています。

この「獲得」という道も上達の1つだということに異論はありませんが、もう1つの道「発見」に目を向けることで上達は一気に加速します。
そしてあなたの個性を生かしたプレースタイルもここから生まれるのです。

「発見」とは、すでに存在しているものに気が付くこと。目覚めること。
その為には、深い集中状態が必要になります。
深い集中は人間の五感を鋭くし、過去の経験や情報を無意識のうちに統合して、いままで存在はしていたけれども、自分ではまったく気付かなかったものを「発見」させてくれるのです。

あなたが意識しようとしまいと、過去の経験や情報はあなたの中に蓄積されています。
あなたの中には大きな可能性が秘められているのです。
自分を信じて、それを呼び覚まし発見することであなたは一気に上達するのです。


2014年05月31日発行メルマガより

2016年7月16日土曜日

勝つ方法と負けにくくする方法は違う

テニスには、「勝つ」方法と「負けにくくする」方法があります。

「勝つ」方法は、特定の相手がいないと言うことができません。
例えば、「Aさんはフォアハンドストロークの高い打点のミスが多いので、そこにボールを集める」というような、特定の相手に対する具体的な方法が「勝つ」方法です。

それに対し「負けにくくする」方法は、特定の相手がいなくても言えるものです。
例えば、「つなぎはクロス、攻めはストレート」というような、物理的な優位性を言ったものが「負けにくくする」方法です。この場合はクロスに打つと物理的に距離が長いので自分の球がアウトしずらく、ストレートは距離が短いので相手に時間を与えないことになる、ということです。

一般的にレッスンや本などで説明されれいるものはほとんど「負けにくくする」方法でしかありません。

この2つを分けて認識しておく必要があります。
それは当然「勝つ」方法=「負けにくくする」方法ではないからです。

単純に自分のテニスレベルの平均を上げていくには、「負けにくくする」方法を押さえなければなりませんが、試合で勝つ為には目の前の相手に「勝つ」方法を見つけなければならないのです。


2014年03月18日発行メルマガより

2016年6月6日月曜日

時間感覚に置き換える

スピードのあるボールを打とうと思うと、多くの人は「強く」という力感をイメージします。
実はこれが「力む」原因となります。

力まずに打つコツは、力感を時間感覚に置き換えてイメージすることです。

ボールが相手コートに到達するまでの時間が短ければスピードのあるボール、時間が長ければスピードの遅いボールということになります。

まずは打ってから相手のコートに落ちるまで、どのくらいの時間がかかっているのかに意識を向けて感じてみてください。

だんだん時間感覚が分かってくると、その時間を調節することでスピードボールを打ったり、安定したボールを打ったり、自在にボールを操ることが出来るようになっていきます。

2014年02月23日発行メルマガより

2016年4月29日金曜日

ストロークのフットワークを向上させるには

フットワークと言うと「細かく動かす」「軸足を決める」「打ちたい方向に踏み込む」など、どう動かすかと直接的に意識を足に向けます。

しかしそんな必要はありません。

フットワークを良くする一番自然な方法は、打点の高さをしっかりと決めて、その高さで毎回毎回打てるように意識をすることです。

同じ高さで打とうと思えば、前後しっかりと動かないと打てません。
左右は意識しなくても動きやすいのですが、前後は無意識に腕の高さを変えて、前後に動かずに打ってしまうことが多いのです。

前後にしっかりと動くことが、ゲームの中での攻めや守りにも繋がります。

打点の高さが意図せずに変わらないように気を付けて、フットワークを磨いて下さい。


2014年02月09日発行メルマガより

2016年3月26日土曜日

思い切りよく振る

まじめに上達しようと努力している人ほど、丁寧にスイングしようとします。
丁寧にスイングしようとすると、どのようなスイングになっているかを自分で把握しようとするので、スイングスピードが上がりません。

スイングスピードを上げる一つのコツは「思い切りよく振る」こと。

「思い切りよく」とは、力一杯という意味ではもちろんありません。
「躊躇なく」という意味です。

「丁寧に振ろう」「どのように振ろう」または「どこに打とうか」などとスイングの時に考えてはいけないのです。

躊躇のない反射的なスイングが繰り返し発揮されるようになっていくことが上達していくという事なのです。


2014年01月19日発行メルマガより

2016年3月5日土曜日

ストロークとボレーのスピード感の違い

車や自転車の運転と同じで、スピードを出し過ぎれば事故を起こす確率が高くなります。

具体的に言えば、ストロークの打ち合いではほぼコート1面分の距離を飛ばしても良いのですが、ボレーではその半分程度の距離しか飛ばせません。
それなのに「ボレーは攻撃」というイメージがあるのか、ボレーの方が飛ばす距離が短いのにストロークと同じようなスピード(あるいはそれ以上)で打とうとしている人を多く見かけます。

多少浮いたボールが来たとしても、ボレーは距離が短いということを正しく認識していれば、それに見合ったスピードで打つべきだと分かります。
いくら上達して技術が上がったとしても、物理的な制限は超えられません。

ボレーが安定しないというプレーヤーはこのことを正しく認識できているか確認して練習をして下さい。


2013年10月25日発行メルマガより

2016年1月30日土曜日

飛んでいくボールをよく観る!

あなたは自分が打ったボールをよく観ていますか?

実は多くの人が、相手が打ったボールが飛んでくるところから観ていて、自分が打ったボールが飛んでいくところはあまりよく観ていませんが、そんなことすら考えたことが無い人も多いので、たいてい自覚はありません。

自分が打ったボールが飛んでいくところから良く観ようとすることで、自然と目線が前に向いていき、連動して身体が向き直ります。
つまり、構え直しが早くなります。

さらにボールの情報が多く入ってくることになるので、ポジショニングが素早くなったり、タイミングよくボールをとらえることが出来るようになります。

飛んでくるボールは誰でも観ようとするので、飛んでいくボールのほうに意識を向けて観るようにするとあなたのプレーが変わってきます!

2013年09月27日発行メルマガより

2016年1月2日土曜日

守りこそ最大の攻撃なり!

「攻撃こそ最大の防御なり」という言葉があります。
しかしその逆も真なり。

「守りこそ最大の攻撃なり」
テニスはエースもミスも同じ1ポイント。その1ポイントの積み重ねが勝敗になります。
相手からのショットをミス無く返し続けることは、相手にとっては大きなプレッシャーになります。

短期的にみれば返球し続けることは守備的ですが、長期戦になればなるほどボティーブローのようなじわじわと相手を追いつめるようなダメージを与える攻撃となります。

世界のトッププロでも、ジョコビッチやナダルのように卓越した守備力を持っている選手がトップに君臨しているのをみても、守備力がテニスに非常に重要だと分かります。


2013年08月10日発行メルマガより