2019年10月1日火曜日

リセットする(1)

テニスが上達するには、「意識して行う」「反省する」ことも大事だが、これらは常に行う事ではありません。
逆に、意識や反省をスパッと忘れて「リセットする」ことも非常に大切なのです。

例えば、ラリーが続いている最中は「反省」せずに「リセット」することが大事なのですが、多くの人が気がついていません。

ラリー中にボールが狙った場所よりも右に行ってしまった時に、多くの人が「あ!右に行った!次はもっと左を狙わないと!」などと「反省」します。
これが次のコントロールも乱していることに気がついていないのです。

ストロークラリーはアマチュアレベルでも片道1.2秒、往復2.4秒くらいしか時間がありません。
「反省」している間は、考え事をしているようなものなので、ボールへの集中も途切れ、つぎへの準備動作も途切れます。
仮に2.4秒のうち0.5秒「反省」していたとすれば、約20%もの時間をムダにしていることになるので、余裕がなくなり次のミスを生む確率が上がるのは明らかです。

ラリーが続いている最中は、極力「反省」せずに、打った後に起る感情や意識を「リセット」することが、つぎへの早い準備につながり、時間的な余裕を生み、ミスの確率を下げるのです。

「反省」は、ラリーが途切れてからのポイントの合間に行うもので、ラリー中には「リセット」することが非常に大切なのです。


2016年07月26日発行メルマガより

2019年5月25日土曜日

「安定」と「固定」は違う!

「安定」したボールを打つために、動きを「固定」してしまう人がいます。
これは大きな勘違いです。

「しっかり止まって打て」「膝を曲げて低い姿勢で打て」などの良くあるアドバイスから、無理に足を一定の形(スタンスや膝の曲げ具合)にしてその形(フォーム)を維持してスイングしようとしているプレーヤーがいます。

これでは動きを「固定」しているだけで、上手く打てません。

前号のメルマガでも書きましたが、ボールは一球一球、スピードも回転も飛んでくる位置も違って飛んできます。

それなのにボールをコントロールして同じ位置に安定して打ち返すためには、常にフォームが変化しているから、安定したボールコントロールが出来るのです。

「安定」させる為に「足元をしっかりさせる」というイメージはよいのですが、下半身を固定するように、ボールの変化に関わらず一定にしようとするのは間違っています。

「安定」と「固定」は全く違います。

動きを「固定」せずに、「安定」を手に入れて下さい。


2016年07月17日発行メルマガより

2019年4月13日土曜日

「安定」の裏には必ず「変化」がある!

テニスは一球一球、スピードも回転も飛んでくる位置も違っています。

打つ時の風向きや風の強さも変化しています。
自分の体調、集中力、感覚も毎日、毎時間、変化します。
ストリングスの状態やボールの消耗具合も変化します。

それなのにボールをコントロールして同じ位置に打てる上級者は、同じスイングで打っているのでしょうか?

もちろん違いますよね。

飛んでくるボールや環境が変化しているのに、ロボットのように同じスイングが出来たていたとしたら、ボールは同じ位置には飛んでいくわけがありません。

つまり、スイングが常に変化しているから、安定したボールコントロールが出来るのです。

勘違いして、同じフォームで同じスイングをしようと努力している人がいますが、あなたは大丈夫でしょうか?!

「安定」とは「変化しない」ことではありません!
「安定」の裏には必ず「変化」があるのです。


2016年05月22日発行メルマガより

2019年1月12日土曜日

フォアとバックは別物と考える

多くのプレーヤーがフォアハンドストロークと同じくらい強力なバックハンドを打ちたいと思っています。

しかし現実としてフォアとバックでは力の発生の仕方が違います。
これはプロ選手の動きを解析して分かったことです。
(この違いの内容については、洋泉社MOOK『テニスの科学』(監修:BTL谷口ほか)に載っています)

もしあなたがバックで悩んでいたら、フォアと同じ感覚で打とうとしていないかチェックして下さい。

そしてバックはバックの間合いやリズム、スピードがあることを知り、フォアとは別物と考えて練習して下さい。


2016年02月28日発行メルマガより