2009年5月30日土曜日

ボールコントロールを飛躍的にアップさせるには?

今回は非常に単純ながら、効果の高いコントロールアップの方法をご紹介しちゃいます。

今回は、初~中級者に効果的な「面感覚を掴む」練習方法です。
「面感覚」とはラケット面が「いつ」「どのような向きに」なっているかを感じ取る感覚のことです。

すごく単純に言ってしまえば、ボールとラケットが当たる瞬間(インパクト)にラケット面がどのようになっているかによってボールの飛ぶ方向は決まります。

とは言えインパクトの瞬間だけ面の向きを意図的に調整しようとすることは出来ません。科学的なデータによるとインパクトでボールとストリングスが接触している時間は約1,000分の3~5秒程度です。こんな短いインパクトの瞬間に意識的に何かしようとしても無駄です。

ということは、インパクトの瞬間だけでなく、テイクバック~インパクトそしてフォロースルーにいたる動きの中で常にラケットの「面感覚」を感じておく事が非常に重要になるわけです。

そこで「面感覚」を簡単に掴む方法ですが、ラケットのスロート部分を持ち、手のひらとラケットの面が同じ方向を向くような感じで持ちます。この時に、人差し指を立てるようにしてストリングスを指先で触れておく
となお面を感じ易いでしょう。

この状態でまずミニラリーや軽いトスの球出しを行って下さい。
いつもの自分のスイングでボールを打って構いませんが、常にラケット面がどこを向いているかを手のひらで感じてください。

十分に面の向きを感じ取れるようになったらグリップを持って打ってみて下さい。ただし、グリップを持っても意識は常に面の向きに注意を向け続ける事が重要です。勘違いしないでいただきたい事は、左脳的に「今の面の向きはすこし上向き過ぎたので、あと3°くらい下向きにしよう」などと考えたりせずに、単純に面の向きに意識を向け続けるだけです。

「面感覚を掴む」 → インパクトが安定する → コントロールアップ
という図式になります。

実際に打つ時のグリップは人によって違いがありますが、これは「面感覚を掴む」ための練習ですので、その辺はあまり気にしなくてもほとんどの場合は大丈夫です。

簡単でしょ?ぜひお試し下さい。

2005年07月07日発行メルマガより

試合で何をすればいいのか分からなくなる人へ

春は県大会、市民大会、リゾートの草トーなど多くの試合がありました。

あなたは最近試合に出ましたか?

私の周りでも多くの人が大会に挑戦し、結果を残した人もいれば、結果にはつながらなくともきっかけを掴んだ人、玉砕した人など様々です。

敗戦後のコメントを聞いていると「何をしていいのか分からなかった」「あっという間に負けてしまった」「なんであの人に負けたんだろう?」など、敗因を分析できずに悩んでいる人がたくさんいました。

あなたはどうでしょうか?試合後にこんな思いをしたことはありませんか?

では今までのいろいろな試合を振り返ってみてください。あなたは対戦相手に対して「仮説」を立てていますか?

テニスのプランニング(作戦)もすべて仮説を立てることから始まります。

【例】
(1)仮説:相手はバック側の高いボールが苦手かもしれない
  ↓
(2)検証:バック側に高く弾むボールを実際に何度か打ってみる
  ↓
(3)結果:本当に相手が高い打点をミスした。
    高い打点で打たずにポジションを下げた。など
  ↓
(4)判断:しつこくバックに弾むボールを打てばポイントできる。
    バックに弾むボールを打って相手が下がったらドロップショットを
    してみよう。など

上記の例のように(1)仮説→(2)検証→(3)結果→(4)判断の流れで行けば、「何をしていいのか分からない」ということは起こらないはずです。

もちろん場合によっては、仮説が間違っていてうまくポイントに結び付かない場合もあります。しかし、見方を変えれば「相手はバックの高いボールが苦手ではない」ということが分かったことになります。

このように(1)仮説→(2)検証→(3)結果→(4)判断の流れを持って試合に臨めば「何をしていいか分からない」ということはなくなり、相手を崩す糸口を見つけることが出来るようになります。

この作業の繰り返しは、情報が整理された質の良い経験として自分の中に蓄積されるので、状況にあったプランニングをすばやく立てることが出来るようにあなたをしてくれます。

技術が上がっても、試合の中での考え方が上手にならないと結果にはつながりません。逆に言えば、考え方次第で今の技術でも勝率をかなりアップさせることができますよ!

2005年06月10日発行メルマガより

ターゲットの置き方ひとつでコントロール3倍増!

プロテストの中にも「レッスンでは必ずターゲットを使う」というチェック項目があります。

ターゲットが明確でないと、打つ時のボールと身体のセッティングやスイングが正確にならないからです。

これについては、コーチのみならず、テニスの上達を望んでいる皆さんならばお分かりいただいていると思いますので、ここではさらに一歩先に行きましょう!この情報は、コーチでも知らない人がいる一歩進んだ上達へのキーになります。(もちろんプロテストでもこんな事は出ませんが)

やり方は至って簡単!!
球出し練習の時にターゲットを3つ、異なる位置におきます。そして打つ時は必ず毎回異なる位置のターゲットを狙って打ちます。方法としてはこれだけです。

一般的には、ひとつのターゲットに向かって何度も何度も繰り返し打った方がそこにコントロールできるようになると思われているようです。あなたもそう思っていませんでしたか?

しかし、科学的なデータを活用した運動学習という研究の中で、同じターゲットに300球打ち続ける練習よりも、毎回異なる3つのターゲットに100球ずつ、計300球打った方がコントロールが良くなる事が実証されています。

テニスの場合は相手から飛んでくるボールのスピードや回転、軌道、方向など毎回異なっていて、それを打ち返さなければなりません。

つまり同じターゲットを狙うにも、飛んでくるボールに合わせて様々な調整が無意識レベルでなされています。

ターゲットを3つ(2つでも4つでも構いませんが)置いて、毎回違うターゲットを狙う練習をするとこで、その無意識レベルの調整能力が効率よくアップするというわけです。

最後にこの練習の注意点をひとつ。
それは一球一球「あーダメだ!」「もっとこっちだった!」などと頭で意識しないことです。前述のように調整は「無意識レベル」で起こります。左脳を使って考えていては無意識レベルの調整は起きませんので、ボールを打っている最中は頭をカラにして練習してください。

2005年03月発行メルマガより

『狙っていない』のと、『狙っているけどそこに打てない』は大違い!

あなたはゲームをしている時に、コーチや一緒にプレーしている仲間から「今のはストレートだろー!」とか「なんでそこに打つの?」(質問というより、怒っているように)などと言われた事はありませんか?

良く私も「いつも相手のいる所に打って練習しているから、試合になっても人のいる所に打っちゃうんです」などと相談を受けます。

私は度々ゲーム練習中などに「今どこを狙っていましたか?」と聞くことがあります。しかし大抵の場合「狙う余裕が無かったです」との答えが返ってきます。

そこでキャンプで良く行なう練習があります。コートを左右のエリアに分けて、それぞれのエリアに番号を付けます。ラリーしながら、自分が打つエリアの番号を打つ人に宣言してもらいます。すると、「狙う余裕が無い」と答える人は100%と言って良いほどボールを打つときに(ひどい時には打った後に)自分が打つエリアの番号を言います。

普通「狙う」というのは、打つ前に行なうことですよね。超能力で打った後に飛んでいるボールを曲げられる人は、打ってから狙えるかもしれませんが、大抵の人はそれは出来ないと思います。(出来る人がいたらお友達になりたいです!)

つまり上記の練習で打つときにエリアの番号を言っている人は「狙っていない」ことになります。実際にボールがそのエリアに行くか行かないかは分かりませんが、「狙って」いればもっと早い段階でエリアの番号を宣言する事はできるはずです。

あなたは本当に「狙え」ていますか?チェックして下さい。

多くの人は、「狙えていない」ことに気付かずに、「自分のスイング技術が未熟だから」と思い、素振りをしてスイングチェックを行ないますが、それではいつまでたっても「狙える」ようになりません。

前述の様な練習などをキャンプで行なった結果、次の様なコメントを頂きました。

「自分がコースを狙って打ち分けていないのが良く分かりました。特にボレーでは、速い強い球を打って決めようとしていました。それだと余計に力が入ってミスすることが分かりました。」(第二期参加のU様)

無意識のうちに「狙う」意識よりも「強く打つ為の動作」に意識がいっていた事に気付いていただけたようです。

みなさんもぜひ一度チェックしてみて下さい。

2005年02月発行メルマガより

新年の目標

今年の目標をもう立てましたか?
実際に今、紙に書き出してみて下さい。

今から目標設定をする時の2つのチェックポイントをお教えしますので、自分の目標に置き換えながら確認してください。

まず1つ目は「できるだけ具体的に」することです。
「いつまでに」「なにを」「どのように」を設定します。ポイントは「いつまでに」です。これが抜けていたり、あいまいになっていると目標達成が難しくなります。
あなたの目標には「いつまでに」がちゃんと入っていますか?

2つ目「中間目標を設定する」です。
1つ目のコツにしたがい目標設定をしたら、今度はそれを出来るだけ身近な目標に落とし込んでいきます。

例えば、1年後の都大会でベスト4に入るという目標を立てた場合。
[都大会ベスト4]→その為には[区大会優勝]→その為には[ライバルの○○さんに勝つ]→その為には[弱点のバックハンド強化]

[弱点のバックハンド強化]を具体的に「4月までに、バックハンドストロークを攻められても、最低5球は粘って深く返球できるようにする」としてみます。
自分が今やるべき目標が分かり、しかもその目標はしっかりと最終目標につながっているものになります。
あなたの目標設定にはいくつかの中間目標が設定されていますか?
あまりにも先の目標だけだと実際にやるべき事がぼやけてしまいますよ!

目標は人それぞれ違いますので、何でも構いません。しかし、目標なしにテニスコートに立っていては時間とお金を浪費することになりかねません。

2005年01月発行メルマガより