2020年12月5日土曜日

ミスなくラリーを続ける練習の意味1

 「ミスをしないでラリーを続けましょう!!」というような練習ありますよね?

10回だったり、30回だったり、はたまた100回だったり。

回数によっても意味合いが変わってきますが、このようなミスなく続ける練習は非常に重要な実践的要素が多数含まれているのです。


その実践的な要素の1つ目とは、試合で起る『心理変化』の要素です。


例えば10回続ける練習の時に、終盤になると「あとちょっとだ!」と安心して9回目や10回目で集中力を落としてミスをする人がいます。


また別の人は、「あとちょっとだからここで失敗したくない!」と思って丁寧に打とうとし過ぎて、固くなりミスする人がいます。


また別の人は、「あとちょっとだから最後は気持ちよく終わってやろう!」と思って必要以上の強打をしてミスをする人がいます。


10回続けて打つ中にもこのように、1球目と10球目では大きな心理変化が起きて、その心理変化がミスを引き起こす要因になるのです。


この心理変化は、試合の中でゲームポイントを握った時やマッチポイントを握った時、チャンスボールが来た時などに同様のミスを引き起こす可能性が大きいのです。


マッチポイントから逆転されたり、チャンスボールのミスを連発した経験があるプレーヤーは身にしみて分かるのではないでしょうか。


ミスしないで続けるラリー練習を、単なるつまらない地味な練習と思わずに、非常に実践的なトレーニングだと考えて真剣に取り組むことが、試合に強くなる秘訣になるのです。


2017年04月22日発行メルマガより


2020年11月7日土曜日

具体的なアドバイスに注意せよ!

 一般的には具体的なアドバイス、細かなアドバイスは分かりやすく良いとされています。


「フォロースルーはラケットを肩の上に来るようにして、カラダは正面向き、足は、、、」というように具体的にアドバイスされると分かりやすのは確かですが、これはある状況下での動きを説明しているだけで、状況が変わると動きが変わります。


つまり具体的なアドバイスの多くは一部の状況での限定的なもだということです。


状況だけではなく、人間には運動のタイプなどもあるので、同じ状況だったとしても具体的なアドバイスは使える人が限定されるということです。


具体的なアドバイスになればなるほど、根幹ではなく枝葉の部分になるということなので、安易に自分に取り入れようとすると上手くいかなくなる可能性が高いのです。


具体的なアドバイスほど、

どのような状況でのアドバイスなのか?

自分のタイプに合ったアドバイスなのか?

を慎重に検証したうえで取り入れるように、注意が必要になるのです。


2017年03月26日発行メルマガより


2020年10月18日日曜日

ルーティンを効果的にするために

 前回「ルーティンを作ってミスを減らそう」とお伝えしました。


ルーティンとは、プレー直前の一連の行動を決めておきその行動を儀式のように毎回行うことなのですが、多くのプレーヤーはルーティンを形だけやっていて、効果的にするための大切なことを知りません。


ルーティンで大切なことは、実は身体の動きだけではなく、思考も含めたものでなければ効果は高くありません。


プレーヤーが上達してくると、無意識に自動的にショットが打てるようになるのと同様に、ルーティンも繰り返しやることで動き自体を覚えてしまい、無意識でもルーティンが出来るようになるとルーティンを行いながらも余計なことを考えてしまう可能性が出てきます。


そうならない為に「頭の中で何を考えておくか」まで含めて決めておかなければ、効果的なルーティンにならなくなるのです。


例えばサーブのルーティンで言えば、サービスのポジションに歩いて行く時には「どのコースに打つか」を頭の中で考えて決断し、ポジションについてボールを3回地面につく間には「ボールの軌道をイメージし」、トスを上げる時には「ボールに意識を向ける」というように、行動と頭の中をセットにして決めて、それを崩さないように行っていくのです。


身体の動きだけではなく、頭の中でもやることを決めているからこそ、安定した精神状態で惑わされずにプレーが続けられるのです。


2017年03月05日発行メルマガより

2020年9月25日金曜日

ルーティンを作ってミスを減らそう

 ルーティンとは、「決まった手順」「日課」など毎回決まって行う作業の事を指します。

スポーツではプレー直前の一連の行動を決めておき、その行動を儀式のように毎回行うことを言います。


イチロー選手がバッタボックスに入る時にバット回して袖まくりをする動作や五郎丸選手がキック前に両手を合わせるポーズなどがルーティンとして有名です。

テニスの場合は、サーブ前にボールを3回ついてからトスを上げるなどがルーティンにあたります。


このルーティンには、緊迫した試合の中でも日常の練習と同様の落ち着いた精神状態を呼び起こし、安定したプレーがしやすくなるという効果があります。


サーブとリターンに入る前にはこのルーティンをぜひ作って、練習の時から毎回行うようにして下さい。


2017年02月27日発行メルマガより

2020年6月14日日曜日

「客観イメージ」から「筋感覚的イメージ」に

「技術がうまくなっていく過程で、選手のイメージがどうのように変わっていくか」という研究があります。

練習していく過程で、選手の主観的な感想と脳波を同時に集め、変化を調べるというもので、上達の過程でイメージの視点が「客観イメージ」から「筋感覚的イメージ」に切り替わっていったのです。

「客観イメージ」とは、自分をビデオや写真で見るように客観視しているイメージのことで、「筋感覚的イメージ」とは、自分自身が動いている時の筋肉の感覚イメージのことです。

つまり、技術が未熟な段階は経験が少なく「客観イメージ」が先行するのですが、練習している間に自分自身の「筋感覚的イメージ」が蓄積され、それを実行するようになっていくということです。

これが上達のひとつの側面であります。

この側面からみると、よくレッスンで自分の感覚より正しく出来ているかを気にして
「コーチ!いまので合ってますか?」「これでいいですか?」と聞いてくる人がいますが、それは上達の妨げになるということです。

「理論的に正しいか」を気にしたり、コーチから見て「いいか悪いか」を気にするのではなく、自分自身ででやってみて「うまくいった時にどんな感覚だったか、ダメだった時どんな感覚だったか」を感じることで、「客観イメージ」から「筋感覚的イメージ」に変換されていくのです。


2017年01月22日発行メルマガより

2020年4月30日木曜日

意識が動きを引き出す

素敵な異性があなたの前を横切って行ったら、自然と眼で追って見てしまう事ってありますよね。

飛んできたボールを取ろうと思ったら、自然とボールの方に身体を向けて、身体の前で取りますよね。

意識がある対象物に向くと、自然と、目線が動いたり、身体の向きが変わったりします。

テニスでも、ボールにしっかりと意識が向いていれば、ボールの動きに連動して身体の向きが変わったり、顔の向き(目線)が変わったりします。

意識が動きを引き出しているのです。

しかし多くの横ばいテニスプレーヤーは、ボールの動きを意識するよりも自分のからだの動き自体を意識してしまうため、ボールより早く横を向こうとし過ぎて打ちにくくなったり、ボールはもう相手の方に飛んで行ってしまっているのにいつまでも打点を見ていたりします。

テニスはボールの動きと身体の動きが連動しなければ、上手くプレーできません。

ボールに意識を向けていれば、動きは自然と引き出されることを知って下さい!


2017年01月05日発行メルマガより

2020年4月18日土曜日

「強気のプレー」の意味を誤解するな!

強気のプレーが大事だとよく言いますが、その意味を誤解している人がいます。

「強気のプレー」=「強く打つ」では決してありません。

試合では、相手も自分もお互いに精神的なプレッシャーと戦いながら試合をしています。
プレッシャーのかかっている状態は辛く、誰でも出来る事なら早く終わらせたいものです。

本当にその場面で強打が必要なのではなく、早くポイントを終わらせて、そのプレッシャー状態から早く脱したいという深層心理から、不用意な強打をしているにも関わらず、それを「俺は強気のプレーをしているんだ」と思い込んでいるプレーヤーがたくさんいるのです。

本当に強気な人は、プレッシャーから逃げず、どんなに長く辛いポイントでも自分のやれるプレーを全力でやりきる人です。

あなたは自分のやれるプレーを全力でやりきっていますか?
プレッシャーのかかる競った場面で、無理な強打をしていませんか?


2016年11月27日発行メルマガより